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     について

ReMakeはウエットスーツ制作時に廃棄する端材等を、

もう一度製品に作り変える事をコンセプトに

生まれたブランドです。

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1.東日本大震災の発生

2011年3月11日未曾有の震災が発生し当社は全壊となりました。
  当社は㈱モビーディックのグループを担う企業でありましたが1年と5ヶ月の間、従業員全員がグループ会社のフロアを借りての仮操業を余儀なくされました。やっとの思いで2012年8月、国の『中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業復興事業計画』の制度を活用し再建にこぎつけました。そのタイミングでウエットスーツ製造の操業を行いながら端材を活用した小物部門が独立する事になり現在に至っております。2014年にその端材を活用したモノづくりの活動を集約したネーミングの“Re Make”というブランドを立ち上げました。

       の歩み 

2.一通のメール

2011年8月。石巻専修大学の山崎教授から一通のメールが届きました。
「大学周辺の仮設住宅を調査した結果、6割の方が職を失って困っています。御社の小物生産を仮設住宅の方々に委託し収入の途をひらく手段として活用させて頂けませんか?大学と学生で橋渡しをします」。それが震災への当社の取り組みのスタートでした。
学生が主催した講習会を仮設住宅の集会所で開催し、希望者の方々に集まって頂きました。参加希望の方をつのり、それから1年間仮設住宅と会社の連携をとりながら操業につなげ、2012年8月に新社屋が完成しました。その後4年の間に引越しや自営再建等で卒業された方々もおりましたが、それは間違いなく“復興の一歩”であり私たちの取り組みは微々たるものではあるものの、少しは世の中のお役に立てたかと考えています。

3.物産が無くなった石巻に

新たな風を

端材を活用したモノづくりの次の課題は、自立再建の一助から石巻から新しいビジネスモデルを発信する事でした。震災後に出会ったメンバーと協働作業でデザインやアイディア、生産方法などのプランを出し合いひとつのビジネスモデルを作り上げました。
震災直後、皆が先の見えない暗く長いトンネルに入った様な気持ちになった事を、今でも良く思い出します。日常に色や形が無くなった時それは生きて行く上でどんなに必要な事なのだろうと。
その思いを製品に投影する事で、私たちの製品は作られています。

それがきっと“MADE IN ISHINOMAKI”の形なのです。

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